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プリムラ・メランコリック(オリジナル作品)

128和音着メロ[MA-7]
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着メロ情報 投稿:鳳花 (2010/04)
出典:オリジナル作品
メロコード:203690
投稿者コメント ジャズに挑戦しました
挑戦した100%の結果がこの曲です
ジャズっぽくは聞こえると思います♪
でも、楽器の使い方など大まかにご指摘してもらえると嬉しいです☆
もっと勉強しますφ(.. )

これは、ぼくが執筆しているお話『電脳マテリアライズ』のとあるキャラのイメージ曲となります
“このキャラはジャズ”と物語の構想段階から勝手に考えていて、なんとかカタチにできました
最初の方では登場しない、いわばネタバレキャラなのですが、
下に載せてある書き下ろしのショートストーリーでは、いちおう書けるとこまで書きました
ぼくはコーヒー飲めないんですけどね(ぇ
良ければ物語本編もご覧くださいませ♪
ページ下のリンクから飛べます☆

曲についてはとくにありませんが、
5拍子という、日本人にはあまり馴染みの無いリズムで作らせていただきました
また、拍をずらして演奏していますゆえ、聴き慣れないとちょっと困惑してしまうかもですm(__)m
ですので、DLしてたくさん聴いていただけますと嬉しいです(*^o^*)


『プリムラ・メランコリック』



わたしはプリムラ、とある秘密を抱える女。


行き付けのバーで頼むのはエスプレッソ。わたしの好きな淹れ方だ。
「この店でコーヒーを注文するのはあんたくらいだよ」
カウンターの向こう、苦笑いするマスターにわたしは返す。
「アルコールは飲まない主義なんですよ」
「ならなんでバーなんかに来るんだい」
笑いながら太い腕で差し出されたのは、薫りの強いエスプレッソ。無糖。

常連であるわたし専用のコーヒーは、もともとマスターのブレイク用。
メニューには載っていなかったが、ある日、冗談まじりに頼んでみたらさらっと出してくれた。
以来、この店ではエスプレッソがわたしの定番。
いちおう代金は払っている。

そのカップを手にとり持ち上げると、液面に浮かんだ泡が揺らめく。
そのまま運び寄せると湯気で眼鏡越しに世界が真っ白に曇った。
わたしはそれに構わずまだ熱いうちに最初の一口をいただく。
唇につけたカップから高温の液が口内に流れ、その強い薫りとエスプレッソ特有の苦みが広がった。
マスター曰く、酸味の少ない上等な渋み。
わたしはそれを愉しみながら、カップをテーブルに戻した。

「……はぁ」
そうして、ため息をひとつ。
「なんだい、そんな顔して」
「いえ、何でもないですよ...」
マスターの問いに適当に返事をし、わたしはまたカップを持つ。
飲むわけではない、ただおもむろにそれを眺めるだけ。
その黒い液面には、眼鏡をかけた女の翳った表情が泡とともに揺らいでいた。


わたしはプリムラ、とある憂鬱を抱える女。




────Another vision


感想があると嬉しいのです♪
基本的に、すべてのコメントにお返しするように心がけております!

曲のモチーフになったお話はこちら↓から作曲から逃げてみたHP
『Innocent lilies』
『Sevens外伝』
『雪中花の愛染』
など掲載中(*^o^*)
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■内容



鳳花の部屋!
みんなの感想(最大10件) □[明るく開けた空]DE
エスプレッソのように
渋く格好いい
曲ですね
製作頑張ってください。
*2010/04/14(水)23:03

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